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イラン 大規模ミサイル攻撃 イスラエルが対抗措置の可能性
NHK
| Oktober 2, 2024
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激しく対立するイランとイスラエルはかつてイランが親米国家だった王政時代には、友好的な関係にありました。
しかし、1979年のイスラム革命で宗教指導者が統治するいまの体制を確立して以来、イランはイスラエルをイスラム教の聖地でもあるエルサレムを奪った敵とみなして国家としても認めていません。
これに対し、イスラエルもイランが、パレスチナのイスラム組織ハマスや、レバノンのシーア派組織ヒズボラを支援し、国の安全や存亡を脅かしているとして敵視してきました。
2000年代にイランが核兵器を開発している疑惑が持ち上がると、イスラエルは、イランの核開発を阻止する動きを強め、対立はいっそう先鋭化しました。
近年は双方によるとみられる暗殺や攻撃が相次ぎ、「シャドー・ウォー=影の戦争」とも呼ばれる状態が続いてきました。
イランでは2020年、核開発を指揮してきた研究者が何者かに殺害された上、核関連施設での火災などがたびたび起き、イラン側はいずれもイスラエルの犯行だと主張しました。
一方、近海のオマーン湾ではイスラエルの企業や経営者が関わる船舶が相次いで攻撃され、イランによる報復と見られています。
去年10月、ガザ地区でイスラエルとハマスの戦闘が始まると、対立はさらに深まり、イスラエルは隣国シリアにあるイランの軍事精鋭部隊・革命防衛隊の拠点などへの攻撃を強めました。
そして、ことし4月には、イスラエルによるとみられる攻撃で、シリアにあるイラン大使館が破壊され、革命防衛隊の司令官らが殺害されました。
これに対しイランはおよそ2週間後に報復としてミサイルや無人機を使い、初めてイスラエルへの直接攻撃に踏み切りました。
その6日後にはイラン中部の空軍基地の付近で爆発があり、イスラエルによる対抗措置とみられています。
ただ、双方の被害は限定的だったとされ、互いに大規模な紛争に発展するのは避けたい思惑があるとみられていました。
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