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ソフトバンクが4年ぶり日本シリーズ進出 CSファイナル
NHK
| Oktober 19, 2024
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クライマックスシリーズファーストステージを劇的な2連勝で勝ち上がり、勢いに乗っていた日本ハムを3連勝で退けたソフトバンク。
けがなどでシーズンを通してそろわなかった主力が復帰し、フルメンバーで臨んだチームがその力を示した結果となりました。
今シーズン、小久保裕紀監督がクリーンアップに固定したのは3番・柳田悠岐選手、4番・山川穂高選手、それに5番の近藤健介選手でした。
3人を中心に据えたソフトバンク打線は開幕から好調で、首位を快走する原動力となっていましたが、6月1日には柳田選手、9月17日には近藤選手がそれぞれけがにより1軍の出場選手登録を抹消され、シーズン中には再びこの3人がオーダーに並ぶことはありませんでした。
それでも柳田選手はシーズン最終盤の9月末に1軍に復帰すると、近藤選手も驚異的な回復でファイナルステージ第1戦で復帰して先発出場。
柳田選手と山川選手、それに近藤選手の3人がおよそ4か月半ぶりにオーダーに並びました。
柳田選手は1番や2番も務めましたが村上隆行打撃コーチは「相手にすんなり入らせないために配置した。いきなりホームランもあると思わせて、スムーズには投げさせたくなかった」とその狙いを明かしました。
また、近藤選手はねんざした右足首がまだ万全ではない状態で、指名打者での出場となりましたが、3試合で11打数6安打ホームラン1本も打って、主力としての力を発揮しました。
選手会長の周東佑京選手も「けがから帰ってきた選手たちの存在感や頼もしさを感じながらプレーしていた」と話し、復帰した主力の存在がチームに与えた影響が大きかったと振り返っていました。
また投手では、大リーグでセーブ王のタイトルを獲得したこともあるオスナ投手が開幕から抑えを任されていましたが、シーズン序盤から不安定な投球が続き、7月5日に1軍の出場選手登録を抹消されました。
オスナ投手がアメリカに一時帰国した以降は、ヘルナンデス投手や松本裕樹投手などが代役を務めていましたが、オスナ投手がおよそ2か月後の9月13日に1軍に復帰すると、首脳陣はポストシーズンで9回を任せるために段階を踏んで調整をさせました。
そして、ファイナルステージ第1戦、3点リードの9回に登板したオスナ投手は日本ハム打線を3人で片づけ、勝利に貢献。
第2戦も5点リードながら9回に登板し、無失点に抑えると、日本シリーズに王手がかかった第3戦もわずか1点リードの9回に登板しました。
今シーズン初めての3連投となり、ランナーを得点圏に背負うピッチングとなりましたが、無失点で切り抜け万全の状態であることを示しました。
オスナ投手は「コーチにも協力してもらい、レギュラーシーズンを終えてからの1週間あまりを準備に充てることができた」と話し、クライマックスシリーズに向けて取り組んだ調整に手応えを感じていました。
ファイナルステージが始まる前には、日本ハムの勢いを警戒する声が多かったものの、終わってみればソフトバンクの3連勝で幕を閉じたパ・リーグのクライマックスシリーズ。
ペナントレース中に一時戦列を離れた主力が全員そろったからこそ独走でリーグ優勝をした力を結集でき、日本ハムの勢いを止めたのです。
クライマックスシリーズ3連勝の勢いをかってソフトバンクは日本シリーズに臨み4年ぶりの日本一を目指します。
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