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【詳細】東京メトロ 時価総額は1兆円超 2018年以来の大型上場
NHK
| Oktober 23, 2024
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一方で、鉄道事業が収益の大半を占めていることから、成長戦略をいかに示せるかが課題となります。
東京メトロは都内を中心に9つの地下鉄を運営し、営業する路線の長さは195キロメートル、昨年度の輸送人員はおよそ23億人余りとなっています。
国の統計では輸送人員はJR東日本に次ぐ多さでありながら、路線の長さはJR東日本のおよそ40分の1の規模と短く高い輸送密度が特徴です。こうした事業基盤が安定した収益性につながっています。
今回の上場について、市場関係者は「会社の知名度や鉄道事業の収益性の高さ、配当の条件のよさを背景に投資家からの需要が高い」とみています。
その一方で、会社の上場後の成長については慎重な見方も出ています。
東京メトロは、会社の売り上げのうちおよそ9割を鉄道事業が占め、私鉄などほかの鉄道各社と比べて事業の多角化は進んでいません。
このため、会社は不動産事業などの強化を始めています。
利用者の多い渋谷駅や原宿駅などの近くに他社と共同で商業ビルやオフィスビルを開発したほか、地下通路から直結した土地の取得や不動産の開発を行い、アクセスのよさを強みとして賃料収入を増やしてきました。
人口減少を背景に将来の鉄道の利用者の拡大が見込めない中、投資家に対し、いかに成長戦略を示せるかが試されることになります。
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