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米大統領選 “民主党の地盤”でハリス氏支持固め切れず なぜ?
NHK
| 6 jam yang lalu
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全体の勝敗を左右するとされる7つの激戦州のうち、東部のペンシルベニア州、中西部のミシガン州、ウィスコンシン州の3つの州は「ブルー・ウォール=青い壁」と呼ばれ、伝統的に民主党の地盤とされてきました。
ハリス氏にとってはこの3州で1つでも落とすと、勝利のシナリオが狭まりますが、ペンシルベニア州でトランプ氏にリードを許すなど支持を固め切れていません。
背景には何があるのか。
取材を進めると「人種」の壁が少なからぬ影響を与えていることが見えてきました。
ハリス氏が支持を伸ばし切れていない要因の1つが、黒人有権者からの支持の弱さです。
有力紙、ニューヨーク・タイムズとシエナ大学がことし9月末から先月はじめにかけて全米を対象に行った世論調査によりますと、黒人有権者の間の支持率はハリス氏が78%、トランプ氏は15%でした。
ハリス氏の支持率は4年前の大統領選挙のときのバイデン氏より12ポイント低く、逆にトランプ氏は6ポイント支持を伸ばしたと見られています。
男性に限ってみると、ハリス氏の支持率は70%まで落ち込み、反対にトランプ氏は20%まで伸ばしています。
ウィスコンシン州は「ラストベルト=さびた帯」と呼ばれるかつて重工業が栄えた地域の西のはじに位置します。
2016年の大統領選挙では、事前の世論調査でトランプ氏をリードしていた民主党のヒラリー・クリントン氏がこの州を落とし、トランプ氏の当選を決定づけることとなったことでも知られます。
州全体の人口はおよそ590万で、黒人の割合はおよそ7%です。
このうち、最大都市ミルウォーキーは、人口の40%近くにあたる22万人が黒人です。
過去2回の大統領選挙がおよそ2万票差で決着したことを見れば、黒人有権者の動向が勝敗を左右する可能性があります。
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