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トランプ氏 大統領首席補佐官にスーザン・ワイルズ氏を起用へ
NHK
| Nopember 8, 2024
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スーザン・ワイルズ氏はトランプ氏の陣営で選挙対策本部長を務めました。
アメリカのメディアなどによりますと、ワイルズ氏は67歳。共和党の戦略家などとしてフロリダ州を拠点に40年以上にわたって政治の世界に身を置き、2016年と2020年の大統領選挙では州内のトランプ氏の選挙活動に関わりました。
トランプ氏の陣営のほかにも地元・フロリダ州のデサンティス知事やスコット前知事の選挙対策本部に参加し、両氏の初当選を後押しした実績があります。
今回の大統領選挙で選挙対策本部長として選挙戦全体を指揮したワイルズ氏について、アメリカメディアは「選挙対策本部がこれまでで最も規律正しく、よりよく機能し、トランプ氏の側近からも高く評価されていた」と伝えています。
CNNテレビはワイルズ氏は、トランプ氏から、過激な発言をする人たちを遠ざけたことでも評価されているとしていて、選挙期間中、トランプ氏のプライベートジェットに搭乗する人の管理をワイルズ氏が担っていたと報じています。
また、ワイルズ氏は陣営で裏方に徹してきた人物と言われています。
メディアや公の場に登場することはほとんどありません。
トランプ氏が6日に勝利宣言を行った際、スピーチを促されたものの断り、トランプ氏が「彼女は裏方でいたいようだ」と語る場面も見られました。
ワイルズ氏の起用が決まった大統領首席補佐官は、英語で「チーフ・オブ・スタッフ」と言われ、大統領の側近中の側近です。ホワイトハウスで政府内の調整や議会への対応、それに大統領のスケジュール管理などを担う重要ポストです。
過去には、現在の駐日大使のエマニュエル氏が2009年に発足したオバマ政権で大統領首席補佐官を務めました。
トランプ氏の前の政権では、大統領首席補佐官が事実上の更迭や辞任で相次いで交代し、4年間で代行を含め、合わせて4人が務めました。
AP通信は、トランプ氏が自身の1期目について、当時は政治経験がなく、人材登用を間違ったことが最大の過ちだったと話していると伝えていて、新たな政権の発足に向けて、人物像を見決めながら人選を進めているとみられます。
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