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北海道猟友会 ハンターのヒグマ駆除“要請拒否せず 現場判断”
NHK
| 12 jam yang lalu
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市街地などでのヒグマへの発砲の難しさを物語るケースがあります。
北海道帯広市では5年前、市街地にヒグマが出没し小学校にも侵入しましたが、警察官が発砲を命じていいかすぐに判断できず、駆除までに長い時間がかかりました。
警察や地元の猟友会によりますと、2019年12月1日の未明、帯広市の市街地にあるコンビニエンスストアの前にヒグマが出没したのが目撃されたあと、午前7時ごろになって、帯広市中心部にある小学校に侵入しました。
ヒグマは体長およそ1メートル50センチ、体重130キロのメスで、その日は日曜日で学校には児童などはいませんでしたが、クマは小学校の木に登ったまま動かなくなりました。
現場には帯広市から要請を受けた地元の猟友会のハンターおよそ20人のほか警察官や市の職員も集まり、対応を協議しました。
鳥獣保護管理法では市街地での猟銃の使用を禁止しているため、周辺に住宅が密集している小学校ではハンターはみずからの判断で発砲することはできませんでした。
そこで現場に駆けつけた警察官が、警察官職務執行法に基づいてハンターに発砲を命じることを検討しました。
しかし、安全に発砲するためには銃弾が後方に飛んでいくのを避ける「バックストップ」と呼ばれる地面が必要なほか、弾が住宅の方向に跳ね返ることも想定する必要があり、猟銃での駆除を決断するまでの現場の対応は困難を極めたということです。
最終的には帯広警察署の署長がみずから現場の状況を確認して周辺の住民を避難させたうえで発砲を命じ、ハンターが校舎の3階から木の上に登ったヒグマに向かって発砲して駆除したということです。
小学校にヒグマが侵入してから発砲が命令されるまで、およそ4時間がかかりました。
当時の状況について、現場の小学校で対応にあたった猟友会のハンターの1人、沖慶一郎さんは「市街地ではわれわれハンターが勝手に発砲はできないので、警察の命令がなければならない。市街地出没は一件一件ケースが違うので、それぞれの場面で対応方法を考えていかなければならない難しさがあると感じた」と話していました。
そのうえで「銃に関する知識や鳥獣に関する知識がないと発砲の判断は難しいと感じた。行政と警察の担当者にクマのことを理解してもらい、ハンターと同じ知識を持っていただくことがいちばん大事なことだと感じた」と話していました。
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