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ジョージア 元プロサッカー選手で欧米批判的な与党大統領選出
NHK
| Desember 15, 2024
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10月の議会選挙を受けて再任された与党「ジョージアの夢」のコバヒゼ首相は先月28日、ジョージアが長年目指してきたEUへの加盟交渉を中断すると発表し、首都トビリシでは抗議する市民のデモが連日、行われています。
こうした中、14日、大統領選挙が議会議員らによる間接選挙で行われ、与党が擁立した元プロサッカー選手で、欧米に批判的な立場で知られるカベラシビリ氏が選ばれました。
一方、親欧米の野党は10月に行われた議会選挙に不正があったとして大統領選挙に候補者を擁立せず、投票にも参加しませんでした。
また、親欧米で、与党への批判を強める現職のズラビシビリ大統領も今回の大統領選挙を認めず、任期が切れた後も大統領職にとどまる意向を示していて、新大統領の就任式が行われる今月29日に向けて、混乱が深まる可能性があります。
投票が行われた議会の前には、EU加盟を求める野党支持者などが集まり、カベラシビリ氏がサッカー選手だったことからレッドカードを掲げて選出に反対していました。
デモに参加した人たちは「与党はまた過激な決定をした。国にとって大惨事だ」とか、「新大統領が選出され政権は完全な権力を握る。もっとロシア寄りになるのではないか」などと話していました。
一方、コバヒゼ首相は、14日の会見で、市民の抗議デモについて、ウクライナで2014年に大規模な抗議デモによって政権が崩壊した「マイダン革命」に言及し、「ジョージアでマイダンは起こらなかったし、今後も起こらない」と述べ、野党に求心力はないとの見方を示しました。
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