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東京女子医大 元理事長を逮捕 背任の疑い 医大の名門でなぜ?
NHK
| 8 jam yang lalu
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【経営立て直しで白羽の矢】
逮捕された岩本絹子氏とはどんな人物なのか。
東京女子医大の医学部出身で、大学病院や民間病院での勤務などを経て東京・江戸川区に産婦人科クリニックを開業し、2014年に大学の副理事長に就任しました。5年後の2019年に大学トップ、女性としては72年ぶりの理事長に就任しています。
逮捕された岩本絹子氏とはどんな人物なのか。
東京女子医大の医学部出身で、大学病院や民間病院での勤務などを経て東京・江戸川区に産婦人科クリニックを開業し、2014年に大学の副理事長に就任しました。5年後の2019年に大学トップ、女性としては72年ぶりの理事長に就任しています。
副理事長に就任した2014年は、大学病院で2歳の男の子が鎮静剤を長時間投与されるなどして亡くなった「プロポフォール事件」が起きた年で、大学は厳しい経営状況に置かれていました。岩本氏は就任にあたり、「財務改善と施設整備計画推進を優先課題として業務を遂行したいと思っています。女子医大に勤務するすべての教職員が、現在の厳しい経営環境を理解し、コスト意識を持たなければ財務体質の改善は困難だと思います」などと所信を述べて、経営再建に強い意欲を見せました。
副理事長に加え、法人全体の経営面に責任を負う「経営統括理事」も兼務した岩本氏は、自身直轄の部署である「経営統括部」を通じて不採算施設の統合や、人件費の削減などを推し進めました。プロポフォール事件後に赤字に陥っていた財務状況が3年で黒字に転換するなど、「実績」も評価されました。
NHKの取材に対し、大学関係者の1人は「岩本氏が休日にもみずから車を運転して系列の病院に通うなど、精力的な姿を見ていた。プロポフォール事件後に取り消された特定機能病院の再認可に向けて積極的に働いてくれていると思っていた」などと話しています。
【『一強体制』が不正の背景に】
大学関係者によりますと、岩本氏と経営統括部には、人事や経理、施設の建設設計にまつわる決裁権など、幅広い権限が集中していたということです。2018年以降は、学内のすべての稟議が岩本氏の承認、もしくは、経営統括部の審査を受けることになっていたということです。経営統括部では、岩本氏が経営するクリニックの事務員や、近しい関係者が要職を担っていたということです。
大学関係者によりますと、岩本氏と経営統括部には、人事や経理、施設の建設設計にまつわる決裁権など、幅広い権限が集中していたということです。2018年以降は、学内のすべての稟議が岩本氏の承認、もしくは、経営統括部の審査を受けることになっていたということです。経営統括部では、岩本氏が経営するクリニックの事務員や、近しい関係者が要職を担っていたということです。
大学が設置した第三者委員会は、岩本氏の『一強体制』ともいえる状況が生まれ、今回の逮捕容疑ともなっている建築士への不透明な報酬の支払いや、勤務実態のない職員への不正な給与の支出など、問題の背景になったと指摘しました。
岩本氏は教職員向けに開かれた学内の説明会で「お金は流用していないし、大学を助けたい気持ちでやっているので、背任的なことをすることは感覚的にありえない」などと述べて、不正の指摘や疑惑について強く否定していましたが、去年8月、第三者委員会の結論を受けて開かれた大学の臨時理事会で、理事長を解任されました。
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