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韓国検察 ユン大統領を起訴 内乱首謀した罪
NHK
| Kemarin, 21:15
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韓国のユン・ソンニョル大統領は、先月3日の夜、予算案に合意しない野党側の対応などを理由に「非常戒厳」を宣言しました。
これを受けて戒厳司令官が、政治活動の禁止や、メディアに対する統制などを盛り込んだ「布告令」を発表し、軍の部隊が国会の建物に突入する事態となりました。
翌4日の未明に、韓国の国会は「非常戒厳」の解除を要求する決議案を可決し、ユン大統領は宣言から6時間ほどで「非常戒厳」を解除すると発表しました。
その日のうちに、最大野党「共に民主党」など野党6党が、ユン大統領の弾劾を求める議案を国会に提出し、一度は廃案となったものの、先月14日の本会議で与党からも賛成する議員が出て、弾劾の議案が可決され、ユン大統領の職務は停止されました。
その後、大統領の職務を代行するハン・ドクス（韓悳洙）首相の弾劾を求める議案も可決され、現在は、「代行の代行」として、チェ・サンモク（崔相穆）副首相兼企画財政相が国政のかじ取りを担っています。
そうした中、内乱などの疑いでユン大統領を捜査してきた警察などで作る合同捜査本部は先月ユン大統領の拘束令状をとりました。
今月3日に合同捜査本部が拘束令状の執行を試みた際には、大統領警護庁に阻まれて執行できなかったものの、今月15日に改めて令状執行に踏み切り、内乱を首謀した疑いで大統領を拘束しました。
その後、合同捜査本部は逮捕状を請求し、今月19日に裁判所が請求を認めたためユン大統領は韓国の現職の大統領として初めて逮捕されました。
ユン大統領は、今月15日に拘束された当日の取り調べに対して供述を拒否し、その後は取り調べそのものに応じていません。
現在はソウル近郊にある拘置所に拘束されています。
一方、捜査とは別に、ユン大統領の弾劾が妥当かどうかを判断する裁判が先月から憲法裁判所で行われています。
これまでに大統領本人が法廷に2回出席していて、この中で「非常戒厳」の宣言は失敗ではなかったなどと主張していました。
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