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【詳しく】ウクライナ侵攻3年 キーウに首脳集結 結束を確認へ
NHK
| 11 jam yang lalu
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【早期終結に強い意欲 レガシーねらいか】
アメリカのトランプ大統領は大統領選挙の期間中からロシアによるウクライナへの軍事侵攻について早期の終結に強い意欲を示してきました。
トランプ大統領は2014年にロシアがウクライナ南部のクリミアを一方的に併合したことや、3年前のウクライナへの侵攻について「自分が大統領だったら起きなかっただろう」と繰り返し主張し、オバマ元大統領やバイデン前大統領を批判してきました。
困難とみられてきた停戦への道筋をつけることで公約を守る姿勢を国内の支持者にアピールするとともにバイデン前大統領にはできなかったことを実現し、政治家としての遺産=レガシーを残したいねらいがあるとみられます。
【ウクライナ支援には消極的 見返り期待も】
また、ウクライナへの軍事支援には消極的な姿勢を示していて、戦闘を終結に向かわせることでアメリカの負担を減らすとともに、限られた軍事的な資源を対ロシアからインド太平洋地域に向けて最大のライバルの中国に対抗していきたい思惑があるとみられます。
一方、トランプ大統領はウクライナへの支援の見返りとして、ウクライナ国内の鉱物資源、レアアースなどの権益を確保したい考えも示し、ウクライナ側との合意を目指していて「ディール」によって仲介者としてだけでなく、「実利」を得たい思惑もうかがえます。
【就任直後から外交を活発化 侵攻後初の外相会談も】
こうしたことを背景にトランプ大統領は2期目の就任直後からウクライナでの停戦に向けて外交的な動きを活発化させています。
こうしたことを背景にトランプ大統領は2期目の就任直後からウクライナでの停戦に向けて外交的な動きを活発化させています。
今月12日には、ロシアのプーチン大統領と電話で会談し、戦闘の終結に向けて交渉を始めることで合意したと発表。また、今月にはバンス副大統領やルビオ国務長官、それにヘグセス国防長官や安全保障政策を担当するウォルツ大統領補佐官などを相次いでヨーロッパや中東に派遣し、関係国との協議にあたらせました。
このうちルビオ長官らは今月18日にサウジアラビアでロシアのラブロフ外相らと協議し停戦の実現に向けて双方が新たに高官級の交渉チームを設けることで合意しました。
3年前にロシアがウクライナに侵攻して以降、アメリカとロシアの外相が正式に会談したのは初めてでした。
【和平合意の枠組みは3段階】
アメリカの一部メディアは、アメリカとロシア両国の高官が3段階からなる和平合意の枠組みを検討していると伝え、枠組みは
▼戦闘の停止
▼ウクライナの選挙
▼そして最終的な合意の署名という3つの段階からなるとしています。
アメリカの一部メディアは、アメリカとロシア両国の高官が3段階からなる和平合意の枠組みを検討していると伝え、枠組みは
▼戦闘の停止
▼ウクライナの選挙
▼そして最終的な合意の署名という3つの段階からなるとしています。
また、別のアメリカのメディアはトランプ政権側がヨーロッパの当局者に対し、ウクライナの停戦をキリストの復活を祝う復活祭にあたる4月20日までに実現したいという意向を伝えていたとも報じています。
【ゼレンスキー大統領を批判 “選挙なき独裁者”】
一方で、トランプ政権がロシアとの協議を進める中、ウクライナやヨーロッパは自分たちの頭越しに物事が進んでいくことに警戒を強めています。
さらに、トランプ大統領は19日、ゼレンスキー大統領について「選挙なき独裁者」と批判するなど、ロシアとの関係修復を優先しているともとれる姿勢を見せています。
トランプ大統領としては、プーチン大統領との対面での会談の実現に意欲を示し、トップ外交で事態の打開を図りたい考えとみられますが、ウクライナやヨーロッパの同盟国との溝が深まっていて、トランプ大統領の思惑どおりに進むのか、見通せない状況となっています。
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