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合併検討の三井住友海上・あいおい 成長分野の開拓が課題
NHK
| Maret 29, 2025
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損害保険大手で国内3位の「三井住友海上火災保険」と国内4位の「あいおいニッセイ同和損害保険」は28日、再来年4月の合併に向けて具体的な検討に入ると発表しました。
合併が実現すれば売り上げにあたる収入保険料は2兆9000億円余りと損保業界でトップとなり、「東京海上日動火災保険」、「損害保険ジャパン」とともに事実上、3メガ損保の体制となります。
合併では、三井住友海上が法人営業、あいおいニッセイが自動車保険と互いに強い分野を持ち寄り、システムの統合や人材の再配置を進めて効率化を目指すとしています。
ただ、損保業界では、▽自然災害の激甚化で火災保険の収支が厳しくなっているほか、▽人口減少が進み自動車保険も伸び悩むなど事業環境はますます厳しくなっています。
28日の発表にあわせて、三井住友海上はおよそ5650億円を投じてアメリカの保険会社に出資することを明らかにしました。
合併の検討では経営の効率化だけでなく、海外事業やデジタル分野など成長分野を開拓し、顧客のメリットを大きくする道筋をどう描くかが課題となります。
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