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去年5月の首都高3人死亡事故 運転手の勤務先元社長を書類送検
NHK
| April 9, 2025
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捜査のポイントになったのは「予見可能性」や「回避可能性」があったかどうかです。
まずは運行管理者だった元社長が事故を予見できたのかどうか。
被告が前日に体調不良を申告した際、ふだん着けていないマスクを着用していたことなどから、警視庁はその場にいた元社長は一見して体調が悪いことを把握できたとみています。
さらに被告は2020年以降、2回、人身事故を起こしていて、そうした状況も踏まえ、体調不良のまま乗務すれば集中力や運動機能が低下した状態で漫然と運転することになり、事故を起こしてしまう可能性を予見できたと判断しました。
さらに対策を講じれば事故を回避できたのかどうかについては、乗務前に対面で点呼を行っていれば安全に運転できる状態なのか確認できたはずで、体調不良の申告を受けた段階で代わりのドライバーを手配することもできたとしました。
警視庁が調べた点呼の記録100件のうち12件は実施していなかったほか、記載された出発時間が実態と異なるなど、書面上、実施したように見せかけていたとみられるケースもあったということです。
会社では、深夜や早朝の時間帯には点呼を実施しないことが常態化していたとみられています。
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