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花から悪臭を放つ植物 進化の過程の一端を解明
NHK
| Mei 15, 2025
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植物のなかには、花粉を運ぶハエなどの虫を呼び寄せるため、腐った肉のような悪臭を花から放つものがあることが知られていますが、においを生み出す詳しい仕組みは分かっていませんでした。
国立科学博物館などの研究チームは、日本に多くの固有種が存在する「カンアオイ」の仲間の花のにおいの多様性に注目し、悪臭を放つ種と、そうでない種に分けて、両者の遺伝子を比較する研究を行いました。
この中で悪臭の成分を生み出す酵素の遺伝子、「SBP1」を特定し詳しく解析したところ、遺伝子が突然変異で3か所置き換わることで、悪臭を放つ機能を獲得したとみられることが分かったということです。
また、こうした機能は花から悪臭を放つ「ヒサカキ」などの植物でも、同じプロセスで獲得されていたということです。
国立科学博物館の奥山雄大研究主幹は「花が腐った肉のようなにおいをどのように生み出すのか科学的に明らかにできた。ほかにもにおいを出す植物を調べていきたい」と話しています。
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