Media Jepang
日中政府 日本産水産物の輸入再開へ向けた条件に合意 手続きへ
NHK
| Mei 30, 2025
7 0 0
0
福島第一原発では、2011年3月の事故直後から発生している汚染水を処理したあとに残るトリチウムなどの放射性物質を含む処理水が1000基余りのタンクに保管されています。
その量は130万トンを超え、政府は、タンクにより敷地がひっ迫し、廃炉作業を進める上で処分は避けて通れないとして、基準を下回る濃度に薄めた上で海に放出することを決め、東京電力はこの方針に従い、2023年8月から放出を始めました。これに対し中国政府は強く反発し、日本を原産地とする水産物の輸入を全面的に停止しました。
処理水の放出は先月までに12回行われ、東京電力によりますとあわせておよそ9万4000トンを放出したということです。東京電力や国などは、原発周辺で定期的に海水を採取しトリチウム濃度を分析していて、これまでに検出された最大値は1リットルあたり56ベクレルと(※2025/3/18採取分)、東京電力が自主的に放出の停止を判断する基準の700ベクレルや、WHO=世界保健機関が定める飲料水の基準の1万ベクレルを大幅に下回っています。
また、放出したトリチウムの総量は2023年度が4回の放出でおよそ4.5兆ベクレル、2024年度が7回の放出でおよそ13兆ベクレルだったということで、年間の最大値として設定している22兆ベクレルを下回っています。
トリチウムは一般の原発からも放出されていて、経済産業省によりますと、中国でも2021年に泰山原発で218兆ベクレル、陽江原発で112兆ベクレルが液体として放出されていて、福島第一原発の放出量はこれらを下回り、国内外の多くの原子力施設の年間の放出量と比べても低い水準だとしています。
komentar
Jadi yg pertama suka