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違法捜査で滋賀県に賠償命じる判決 再審無罪の元看護助手訴え
NHK
| Juli 17, 2025
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2003年5月、滋賀県東近江市にある湖東記念病院で、当時、72歳の男性患者が死亡しているのが見つかりました。
当初、「患者の人工呼吸器のチューブが外れていた」という証言があったことから、警察は業務上過失致死の疑いで捜査を始めました。
その1年余りあと、病院の看護助手だった西山美香さんが殺人の疑いで警察に逮捕されました。
「人工呼吸器のチューブを外した」と自白したことがきっかけでした。
裁判で西山さんは「精神状態が不安定でうその自白をした」として、無罪を主張しましたが、1審の大津地裁は「捜査段階の供述は詳細かつ具体的で信用性が極めて高い」として懲役12年を言い渡し、2007年5月、最高裁で確定しました。
西山さんは和歌山刑務所に服役していた2010年9月、1度目の再審請求を行い、最高裁まで争いましたが、認められませんでした。
西山さんはその後も無実を訴え続け、2017年8月に刑期を終えて出所した4か月後、大阪高裁が2度目の再審請求で認める決定をしました。
そして、5年前の2020年、大津地裁は、患者は不整脈などが原因で死亡した可能性があり、自白についても「西山さんが知的障害などで迎合的な特性があることを利用して捜査側の描くストーリーに沿う虚偽の供述を不当に誘導した疑いが強い」などとして無罪を言い渡しました。
検察側が控訴しなかったため判決は確定し、その後、西山さんは違法な捜査で長期間拘束されたとして、滋賀県と国に賠償を求める訴えを起こしました。
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