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トランプ次期大統領とバイデン大統領が会談 ホワイトハウス
NHK
| Nopember 14, 2024
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ワシントン支局 高木支局長の解説です。
Q.トランプ氏としては、どんな思いで会談に臨んだのか?
A.4年前の選挙で、敗北を認めないまま、ここホワイトハウスを去ったトランプ氏にとっては、まさに凱旋となり、その表情からは自信が伝わってきました。
トランプ氏は前日までに、実業家のイーロン・マスク氏の起用をはじめとした、これまでの常識を覆す政権人事を相次いで発表しており、今度こそワシントンの政治を根底から変えようという強い意志表示だと受け止められています。
会談の直後には、議会下院の選挙でも、共和党が多数派となることが確実となり、大統領職と上下両院すべてを共和党が掌握する、いわゆる「トリプルレッド」が実現することになりました。
さらに、トランプ氏を起訴した議会乱入事件を担当している特別検察官が、近く起訴を取り下げて辞任するとの報道も重なり、“トランプ劇場の第二幕”の始まりを象徴するような1日となっています。
Q.バイデン大統領としてのねらいはどこにあったのか?
A.4年前に自分を招かなかったトランプ氏をあえて招くことでみずからが考える民主主義の規範を示すとともに、これまで積み上げてきた成果を損うことがないよう、くぎを刺すねらいがありました。
バイデン大統領は、トランプ氏の働きかけによってウクライナでの戦闘がロシアに利する形で終結することを懸念していて、ウクライナへの支援継続の重要性を伝えたということです。
バイデン氏は15日、APECなどの国際会議に出席するため南米に向けて出発します。
ただ、そこでも各国の関心を集める影の主役はトランプ氏になりそうです。
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