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兵庫県知事選 出直し選挙で斎藤氏が再選 “SNSが原動力に”
NHK
| 6 jam yang lalu
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SNSなどの情報の流通に詳しい国際大学の山口真一准教授は、斎藤氏への支持が広がった背景について、SNSでは既得権益との「対立の構図」で語られ、拡散しやすかったとしています。
山口准教授は「SNSを観察していたら、ある時から急激に『斎藤さんは実は既得権益と戦っている』といった擁護の言説がどんどん増えていった。既得権益という“悪”に“正義”である斎藤氏が戦いを挑んでいるといった構図で語られていた。こうした対立構図の背景にある『正義』や『怒り』はSNSと非常に相性がよくて拡散しやすい」と指摘しました。
そのうえで今回の選挙結果について「以前はSNSで盛り上がってることと社会の意見分布とは乖離があったが、かなり近づいてきている。SNSの言説が世論に近づいている部分があるというところを示している」と話しています。
山口准教授は、懸念されることとして政策の中身よりも、センセーショナルで分かりやすい情報や誤った情報によって適切な判断が損なわれることを挙げたうえで、SNSで対立の構図や極端な言説が拡散されて社会の分断が進むと合意形成が難しくなり、選挙後にも市民どうしが対立する事態につながるおそれがあるとしています。
さらに、山口准教授は選挙へのSNSの影響は今後も大きくなっていくという見方を示し「SNSも参考にしていいが、それだけでなく冷静になってしっかりと各候補の政策を確認したうえで、自分で投票先を決めることはとても重要だ。また、今回の選挙でも真偽不明の情報や誤情報も多く見られたなかで、マスメディアはしっかり情報を検証してわかりやすく報じていくことに力を入れて欲しい」と述べました。
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