Media Jepang
シリア政権崩壊 首相は早期に政権移譲の考え 専門家はどう見る
NHK
| Desember 9, 2024
8 0 0
0
ロシアは、シリア内戦で、反政府勢力への空爆を行うなどアサド政権を支援してきました。
背景には、シリアがロシアにとって旧ソビエト時代以来の友好国だということがあります。
シリアの地中海沿岸のタルトゥース海軍基地と、北西部のフメイミム空軍基地にはロシア軍が駐留し、潜水艦やフリゲート艦、航空機なども配備されています。
長年にわたり戦車や航空機といったロシア製の兵器も多く輸出してきました。
シリア内戦への関与を強めることで、ロシアは、イラク戦争後、アメリカが軍の撤退を進めたことで生じた中東の力の空白を埋める形でその存在感を増していました。
先月下旬以降、反政府勢力が攻勢を強める中でもロシアのラブロフ外相や大統領府のペスコフ報道官は、アサド政権を支える考えを強調し、実際に、空爆を行って支援しました。
ただ、おととしのウクライナ侵攻以降、ロシアは兵力をウクライナに集中して投入していて、アサド政権の支援に十分な力を振り向ける余裕がなかったとみられます。
そしてシリア情勢が急速に進展するなか、アサド政権を支えきれず、アサド大統領とその家族を亡命という形でモスクワに受け入れることになりました。
ロシア国営タス通信はプーチン政権がすでに反政府勢力側と接触し、シリア国内のロシア軍基地と大使館の安全の保証を得たと伝えていますが、権益と安全の確保が最優先の課題となっています。
ロシアにとってシリアは中東の友好国であるだけでなく、アフリカも見据えた軍事的な拠点でもあっただけに、アサド政権の崩壊は痛手となっています。
komentar
Jadi yg pertama suka