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“ガザ地区でイスラエルとハマス 停戦合意” カタール発表
NHK
| 8 jam yang lalu
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Q.なぜ今、イスラエルとハマスは停戦合意に至ったのか?
A.バイデン政権によるいわば最後の仲介努力に加えてトランプ次期大統領が加わったことが大きいと思う。
連携して、トランプ氏の就任日である20日までに合意するよう強く働きかけていた。
バイデン氏とトランプ氏は政策面で全く意見が異なるが、ガザ地区の対応では同じ考え方だった。
とくにトランプ氏は就任前だがカタールの協議に特使を派遣し、ハマスに対してはみずからが就任するまでに人質を解放しなければ、「大きな報いを受ける」と、圧力をかけていた。
ガザ地区の死者が4万6000人を超え、アメリカから強まっていたいわば2重の圧力をイスラエル、ハマスは無視できなかったといえる。
Q.イスラエルとハマスの合意内容はどのようなものか。
A.カタール・アメリカ両政府の発表によりますと合意内容は去年5月、バイデン大統領が提案した内容がベースになっている。
合意内容は3段階からなり、第1段階は、停戦は今月19日に発効します。
停戦期間を6週間とし、ハマスはイスラエル側の人質33人を解放し、イスラエルは収監しているパレスチナ人数百人を釈放する。
そしてイスラエル軍は人口が密集する地域から撤収し、ガザ地区北部には住民が帰還できるようにするとしています。
次に、第2段階はイスラエル軍はガザ地区から完全に撤退し、ハマスは残る人質全員を解放するとしている。そして、第3段階はガザ地区の復興計画に着手し、封鎖されてきたガザ地区の検問所が開放されるとしている。
まずは第1段階の今月19日からの戦闘停止を双方が順守し、人質の解放などが進むか、予断を許さない。
Q.ガザ地区の停戦が結ばれたことで、中東情勢にはどのような影響を与えますか。
A.中東ではおととし10月に始まったガザ地区の戦闘がレバノン、イエメン、そしてイランへと次々に飛び火した。各地でイランの支援を受ける勢力がハマスとの連帯を掲げてイスラエルとの戦闘に踏み切ったため。それだけに地域紛争の発端となったガザ地区で戦火が止めば、情勢は沈静化に向かう転換点になる可能性はある。
一方、イラン側はこの10年あまり各地で勢力を拡大し、イスラエル包囲網を築いていたがイスラエルによる激しい攻撃で後退を余儀なくされた。シリアのアサド政権の崩壊もこの延長上にあると言って良く、中東のパワーバランスはこの一年余りの紛争で、大きく塗り変わったと言える。
ただ停戦合意が結ばれた今、急がれるのはガザ地区の人々に救いの手を差し伸べること。
国連の報道官は「わたしたちはガザ地区の状況が許す範囲でなければ支援物資を搬入することができない」と述べています。
停戦合意を仲介したアメリカは「歴代、最もイスラエル寄りの大統領」を自負するトランプ氏に移り変わりますが、公平公正な対応が引き続き、求められるのは言うに及びません。
まずは停戦合意を着実に実施し、深刻な人道危機に苦しむガザの人々に一刻も早く食料や医薬品を届けることが急務となっている。
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