戻ってきたふるさとに住み続けたくない理由（岩手・宮城・福島の順）
・医療や福祉サービスの整備が不十分 21％・23％・36％
・買い物をする場所が近くにないなど不便 26％・26％・27％
・仕事・産業が無い 37％・13％・38％
・土地に愛着がわかなくなった 11％・21％・27％
・将来の災害への備えが不十分 16％・21％・16％
・震災や復興事業で慣れ親しんだ街や景色が変わった 26％・5％・18％
・復興した街が想定（想像）と違った 11％・15％・16％
・従来のコミュニティーの消失・コミュニティーになじめず 5％・13％・13％
・教育環境が整っていない 16％・5％・7％
・伝統芸能や祭りなど地域の行事がない 5％・5％・2％
・その他 5.3％・10％・4％

こちらは、県によって傾向がやや異なりました。

岩手県は「仕事や産業が無い」（37％）が最も多く、「震災や復興事業で街の景色が変わった」（26％）と「買い物をする場所が近くになく不便」（26％）が続きました。

宮城県は「買い物をする場所が近くに無く不便」（26％）が最も多く、次いで「医療や福祉サービスが不十分」（23％）「土地に愛着がわかない」（21％）「将来の災害への備えが不十分」（21％）と続きました。

福島県は「仕事や産業が無い」（38％）が最も多く、「医療や福祉サービスが不十分」（36％）「土地に愛着がわかない」（27％）「買い物をする場所が近くに無く不便」（27％）が続きました。

アンケートに答えた人のうち、原発事故による避難指示が出された自治体でみると、「住み続けたい」「どちらかといえば住み続けたい」が74％だった一方、「住み続けたくない」「どちらかといえば住み続けたくない」はあわせて26％で全体の結果より8ポイントほど高くなっています。

自由記述では、ふるさとに戻ってきた人からさまざまな声が寄せられました。